『インドのビジネス系国際会議で見た、G7とは異なるグローバルサウスの“景色” 新興国・途上国のリーダーとして振る舞うインドの立ち位置と重み』(12/21JBプレス 山中 俊之)について

12/21The Gateway Pundit<NOT JUST COLORADO: Here Are the 16 Other States Where President Trump’s Enemies are Trying to Kick Him Off the Ballot – Nine Active Cases Brought by Long-Shot GOP Presidential Candidate=コロラド州だけではない:トランプ大統領の敵は、彼を投票用紙に名前を載せないようにしているが、他の16の州はここにある – 見込みのない共和党大統領候補が起こした9件の現在進行中の訴訟>

グローバリストの共和党員、またの名をRINOか共和党エスタブリッシュメントと言われるのが一番ダメ。疑わしきは被告人の利益にはどこへ行ったのか?

Gateway Pundit の読者の皆さんはご存知のように、極左の州最高裁のおかげで、トランプ大統領は 2024 年にコロラド州の投票から失格となりました。裁判所は、米国に対する「反乱または反乱に関与した」公務員は公職から剥奪される可能性があると定めた合衆国憲法修正第14条第3条を疑わしい形で引用した

州高等裁判所は上訴の余地を残した。この判決は2024年1月4日に発効する。

しかし、これでトランプ氏の投票への挑戦は終わりだと信じる人は誤解するだろうし、これについては「共和党」大統領候補に部分的に感謝することもできるだろう。

ローフェアが管理するデータベースによると、他の16の州が憲法修正第14条に基づく第45代大統領の就任資格に対する法的異議申し立てを保留中である。コロラド州同様、訴訟ではトランプ氏が2021年1月6日の連邦議会議事堂での抗議活動中にいわゆる反乱を起こしたために資格を剥奪されると誤って主張している。

完全なリストは次のとおりです。

  1. アラスカ
  2. アリゾナ
  3. メイン州
  4. ミシガン州
  5. ネバダ州
  6. ニュージャージー
  7. ニューメキシコ州
  8. ニューヨーク
  9. オレゴン
  10. サウスカロライナ州 
  11. テキサス州
  12. バーモント州
  13. バージニア州
  14. ウェストバージニア州
  15. ウィスコンシン州
  16. ワイオミング州

NYTは、これらの訴訟のうち4件(ミシガン州、オレゴン州、ニュージャージー州、ウィスコンシン州)が州裁判所に起こされたと報じているアラスカ、アリゾナ、ネバダ、ニューヨーク、ニューメキシコ、サウスカロライナ、テキサス、バーモント、バージニア、ウェストバージニア、ワイオミングの11件の訴訟は連邦地方裁判所に起こされている。

同紙はまた、メイン州の連邦訴訟は頓挫したが、トランプ氏に対する別の異議申し立てがまだ保留中であるとも指摘している。

NYTは、進行中の連邦訴訟のうち9件が、共和党大統領候補として有力視されているジョン・アンソニー・カストロ氏によって起こされたことを明らかにした。同氏は長年にわたり、憲法修正第14条に基づくトランプ氏の投票資格に関して27の州で異議を申し立てており、その中には最高裁判所への訴訟も含まれている。

トランプ氏の法的問題は間もなくさらに悪化する可能性がある。TGPが報じたように、カリフォルニア州のエレニ・クナラキス副知事は、州務長官シャーリー・N・ウェーバー博士に対し、カリフォルニア州の2024年大統領予備選挙からドナルド・トランプ元大統領を除外するための法的手段を検討するよう要求した。

カリフォルニア州とはおそらく、それに匹敵する法制度を備えた米国で最も狂った州政府である。ゴールデンステートがトランプ氏の資格を剥奪しようとしていなかったら驚くべきことだろう。

幸いなことに、トランプ氏は近いうちに猶予を受ける可能性が高い。コロラド州州務省は、米国最高裁判所がチーム・トランプの上訴を審理することに同意した場合、コロラド州最高裁判所の保留は一時的に解除されると指摘している。トランプ氏には、州最高裁判所の判決が下されるまで、同州の共和党予備選挙に参加する資格がある。

これらの不条理な投票異議申し立てを声高に支持してきた極度のトランプ嫌いで退役判事のJ・マイケル・ルッティグ氏は、控訴すれば他の訴訟は凍結されるだろうと述べている。

「最高裁判所が訴訟を認めれば、他のすべての州での手続きは事実上停止されることになる」とルティッヒ氏は述べた。

最高裁判所がこの狂気をすぐに終わらせてくれることを願っています。私たちの民主主義の運命はそれにかかっています。

https://www.thegatewaypundit.com/2023/12/not-just-colorado-here-are-16-other-states/

真面な人は民主党が統治する地は好まないでしょう。

12/21Rasmussen Reports<49% Rate Biden Poor on Economy=49%がバイデン氏を経済に関して「悪い」と回答>

言わずもがな。

有権者の圧倒的多数はインフレが依然大きな問題だとしており、半数近くが経済問題に関してジョー・バイデン大統領に悪い評価を与えている。

ラスムッセン・レポートの最新の全国電話およびオンライン調査によると、米国の有権者と思われる人の37%がバイデン氏の経済対応について良いまたは優れていると評価しており、  7月から変わらず、49%がバイデン氏に悪い評価を与えている。

https://www.rasmussenreports.com/public_content/politics/biden_administration/49_rate_biden_poor_on_economy?utm_campaign=RR12212023DN&utm_source=criticalimpact&utm_medium=email

12/22阿波羅新聞網<科州裁决川普不能选总统 华日:极可能遭最高法院推翻=コロラド州はトランプが大統領選に出られないと判決 WSJ:最高裁で覆される可能性が非常に高い>コロラド州最高裁判所は、反乱への関与を理由にトランプ前大統領を州の予備選に加えるべきではないとの判決を下し、WSJは20日、この判決は異例で、極めてセンシティブな憲法問題があり、最高裁に委ねられるだろうと報じた。この訴訟は審理されることがほぼ確実で、コロラド州の判決は覆される可能性が高いが、トランプ大統領の元WH弁護士のタイ・コブは、最高裁判所が9対0でトランプ大統領に有利な判決を下す可能性があると予想した。

今の米連邦最高裁判事の色分けはリベラル:保守=3:6なのに0:9と予想するのは如何にコロラド州の判決が党派的でずれているかだ。

https://www.aboluowang.com/2023/1222/1993698.html

12/21阿波羅新聞網<美共和党大佬警告北京:若武力侵台将面临“炼狱制裁” —美资深共和党人警告北京:若武力侵台将面临“炼狱制裁”= 米国共和党指導者、北京に警告:台湾を武力で侵略すれば「煉獄制裁」に直面する-米国ベテラン共和党議員が北京に警告:台湾に武力侵攻すれば「煉獄制裁」に直面する>米議会の共和党幹部は、台湾支援のための追加軍事法案を提出する意向を示し、中共党がもし台湾侵攻した場合、議会は「煉獄レベルの制裁」を課すだろうと中国政府に警告した。

リンゼーグラハム上院議員。

https://www.aboluowang.com/2023/1221/1993687.html

12/22阿波羅新聞網<西方正传递给习1个危险信息—外媒连发警告:西方正传递给习1个危险信息=西側は習に危険なメッセージを送っている-外国メディアも警告を連発:西側は習に危険なメッセージを送っている>ロシア・ウクライナ戦争が膠着状態に陥る中、西側諸国のウクライナ支援に対する熱意は徐々に冷めてきているようだ。アナリストらは、ロシア・ウクライナ戦争の行方と結末が台湾海峡の情勢に直接的な影響を与えると指摘した。最近のバイデン習会談で、中国の党・国家指導者の習近平は「祖国の統一」を実現する決意を改めて強調した。

「ビジネス・デイリー」:ひとたび米国がウクライナへの援助を削減すれば、プーチン大統領と習近平は有頂天になるだけだろう。

デア・シュピーゲル:習近平は訪米中、バイデン米大統領に対し、中国の「統一の大義」を支持するよう呼び掛けた。

エコノミスト:将軍らは対立、西側のウクライナ疲れが現在の敵

どこかで和平交渉はしないと。

https://www.aboluowang.com/2023/1222/1993757.html

12/22阿波羅新聞網<习措辞有变!美国忧心了—习措辞有变化!中俄逆势抱更紧 美国忧心=習の言葉遣いが変わった! 米国は懸念している――習の言葉が変わった! 中国とロシアは、力関係は変わったが、さらに緊密になり、米国は懸念している>中国とロシアの軍事当局者は水曜日(2023年12月20日)、北京で第22回戦略協議を開催した。 これまで米国とその同盟国は、中国とロシアの軍事協力の急速な拡大に懸念を表明していた。

中共国防部が木曜日に発表したプレスリリースは、前日の協議で中ロが「国際関係と地域の安全保障情勢、両軍関係について突っ込んだ意見交換を行った」と述べた。両国は、地域と世界の平和と安定を促進し、人類の運命共同体の構築の促進に新たな貢献をするため、両軍間の戦略的協力のレベルをさらに強化することを表明した。

2022年2月にロシアがウクライナに対して侵略戦争を開始して以降、中国とロシアは継続的に政治、経済、軍事の二国間関係を強化し、この関係を準同盟のレベルにまで高めた。

中共当局者は珍しくこの関係を「制限区域なし、上限なし、国境なし」と要約し、ロシアのエネルギー購入を大幅に増やして輸入することで、ロシアに数千億ドルの戦費を提供してきた。ロシアへ 多数のドローンやその他の軍民デュアル電子製品は、ロシアが戦場で使用できる機器を製造するのに役立っている。

日本はドンドン軍民共用していかないと。

https://www.aboluowang.com/2023/1222/1993760.html

12/22阿波羅新聞網<【微博精粹】年度汉字 崩 跌 空 烂……你选啥=【Weibo精髄】今年の漢字:崩壊、堕落、空虚、腐敗…あなたは何を選ぶか>劉哈哈:[アルゼンチンワールドカップ優勝1周年] その年、彼は35歳、私も35歳であった。 彼は世界王冠を獲得し、私は新冠(=コロナ)を得た。 彼はヘラクレスカップを上げ、私は魔法瓶を上げた。彼が牛であれば、私は羊だった、彼が燃える火であれば、私はやけどした、彼は円満に成功した、私はもう少しで入寂しそうになった! 彼の名前はメッシ、私は見込みがない。

台湾との戦争に協力しないように。

https://www.aboluowang.com/2023/1222/1993957.html

何清漣が再投稿

🇺🇸スパークリング🇺🇸 CM05k6syOX777XN 12月21日

ロバート・F・ケネディ・ジュニア、コロラド州最高裁判所のやり方はトランプ大統領の基本的権利を剥奪し、民主主義を損なうと語る。

素晴らしい記事です。 とても勉強になるので必読です! 👍👍

コメント:これにより、民主党にも良識のある人がいるし、共和党にもゴミには事欠かないことが分かる‼ ️

何清漣 @HeQinglian 9時間

以下の記事は、米国の法学者の法解釈が極めて一致していないことを示しているが、トランプが選挙に立候補できるかどうかは、最終的には間違いなく最高裁判所で審理されることになるだろう。

トランプ大統領がコロラド州予備選に立候補する資格がないと判断されたことについては、知っておくべきことである。

何清漣が再投稿

何清漣 @HeQinglian 8時間

返信先:@david_david1968

もちろん面子もある。あなたは、ブリンケンが2022年4月28日、米国は将来的にLGBTQI+に基づく普遍的価値観を世界に広め、世界各国政府に協力を求めると発表したことを忘れたのか?カービーはこれが米国の外交政策の重点であると二度発言した。

この尺度で見ると、欧州を除いて、LGBTQI+にとって米国ほど「人権(特権)」が充実している国は世界にない。 もちろん、米国にはこれを基準として、デキが悪い者を批判する権利がある。

何清漣 @HeQinglian 9時間

グローバル化の時代、東では雷が鳴り、西では暴風雨が降る。

ドイツ経済の脱工業化を見ただけでも(残りは機関車ではないので議論しない)、ロシア・ウクライナ戦争の影響を受けているように見える。

また、ドイツは2015年に100万人以上の難民を受け入れたことから判断すると、2011年のアラブの春の影響を受け継いでいる。 …もっと見る

引用

Ezio Mao ☢@KELMAND1 10h

エネルギー危機の連鎖反応 – 欧州は50近くの肥料生産施設を閉鎖

EU における肥料生産は、ガス価格の高騰により完全に採算が合わなくなっている。窒素肥料のコストの 75% は天然ガスのコストである。そして、これは「氷山の一角」にすぎない。ロシアからの安価な天然ガスやベラルーシからの手頃な価格のカリにノーを言えば、肥料ビジネスは事実上消滅することになるだろう。 欧州は実際肥料生産を停止している。 …もっと見る

https://twitter.com/i/status/1737655021305790866

何清漣 @HeQinglian 5時間

良いニュース。

ウクライナが既に勝った以上は、敗者のプーチンは和平交渉をしなければならないのでは?正しいか、間違っているか?

「階段を下りる最初の一歩分は作られた。メディアはそれを理解すべきだ。最近、我々は国際的な孤立から国内の反対に至るまで、プーチン大統領の失敗を多く列挙し、彼が独立した候補者としてのみロシア大統領に立候補できるようにした。(与党がプーチンを見捨てたと解釈できる)。 …もっと見る

引用

🇷🇺ロシア-ウクライナ情勢 @ZRS003 23h

米国のならず者政権の論理:私が勝利を定義する限り、私は常に勝利する。 こんな厚顔無恥な人は見たことない。

アントニー・ブリンケン米国務長官は「ウクライナ人は不可能な任務を達成した。世界最大の軍隊の一つに抵抗した」と語った。

さらに、「プーチン大統領がウクライナとの戦争に負けたのは、ウクライナを地球上から消し去り、ロシアに併合するという主要目標を達成できなかったからである」と付け加えた。

もっと見る

何清漣が再投稿

「北米保守評論」NACR @NAConservative9 6h

「クロディーン・ゲイは黒人の剽窃特権の最初の例でも最悪の例でもない」

https://nacr.info/WordPress/index.php/2023/12/21/claudine-gay-isnt-the-first-or-worst-example-of-black-plagiarism-privilege/…

https://twitter.com/i/status/1737700576320803009

何清漣が再投稿

萧生客SSK🇺🇸🇨🇦  @SSK2024  21h

もちろん嘘ですが、明らかな嘘でもある。

特定の目的のために念入りに言葉が用いられ、話の主題が押し出されているのが明らかに見られる。

しかし、目的は何か? 昨日、その質問に対する答えが得られた!

ドナルド・トランプはいかなる反乱法廷でも有罪判決を受けなかった。

修正第 14 条は特に大統領職には適用されない…もっと見る

何清漣が再投稿

「北米保守評論」NACR @NAConservative9 4h

「本当の『民主主義に対する脅威』はトランプではなく民主党だ」

https://nacr.info/WordPress/index.php/2023/12/21/the-real-threat-to-democracy-is-the-democrat-party-not-donald-trump/

コロラド州最高裁判所が憲法を無視し、ドナルド・トランプ前大統領を州予備選から除外する判決を下したとき、ジョー・バイデンはこの決定を非難しなかった。 むしろ、彼はそれを材料にして、自分のトップ政敵をこの国がこれまで直面した中で民主主義に対する最大の脅威だと呼んだ。…もっと見る

何清漣 @HeQinglian 1時間

イエメンの作家によるこの一節は、西洋フェミニズムの普遍的な状況を反映している。

スウェーデンに引っ越したとき、スウェーデンのフェミニストたちは女性に対するこの極端な侵害を懸念するだろうと思った。 しかし、私は徐々に、彼らが厳しい抑圧と沈黙に苦しんでいるアラブ人やイスラム教徒の女性のことを気にかけていないことに気づいた。彼らは代名詞の使用、男女間の賃金格差、性同一性療法に焦点を当てている。彼らの闘いは私とは何の関係もない。

引用

変態辣椒 RebelPepper @remonwangxt 1h

ルアイ・アーメッドの国境を越えた旅:イエメン難民からスウェーデンのソーシャルメディアスターになり、イスラム文化とヨーロッパのフェミニズムへの深い洞察

イエメンから難民としてスウェーデンに移住したルアイ・アーメドはコラムニストで、最近、彼の記事の一つがソーシャルメディア上で激しい議論を引き起こした。以下は彼の記事の中国語訳である。

過去 2か月で私のフォロワー数は 170,000 人を超えた。 …もっと見る

何清漣 @HeQinglian 3時間

CNNの上級法律アナリストで元連邦検察官のエリー・ホーニグは、コロラド州最高裁判所による水曜日の判決に不快感を表明し、この判決は丸い穴に四角い釘をはめ込む試みであるとし、この判決はトランプ前大統領の正当な権利を侵害していると主張した。 …もっと見る

引用

ジェナ エリス、@JennaEllisEsq、4 時間

CNN でさえも。 https://conservativebrief.com/colorado-ballot-honig-79650/?utm_source=CB&utm_medium=JE

山中氏の記事では、人口の多い中国とインドの違いを考えてみよう。ただ、インドについては情報が少ないので正しい比較になるかどうか?

高等教育に於いて、中共ではやはりコネと賄賂が物を言う世界。清華大学であれ、北京大学であれ、革命の血筋が良ければ入れる。習近平の清華大学の裏口入学を見れば分る。インドは公平にしているかどうかは分からない。ただ人口が多い故、競争が激しくてIITに入っても実力がなければ就職先から見向きもされないでしょう。

高等教育における共産主義国家と自由主義国家の違いは、前者は「自由な研究はなく」、「盗むのが賢い」というもの。道徳が欠落している人達だから、どちらを支援すべきかは明らかでしょう。

記事

米グーグルのピチャイCEO。インド工科大学は優秀な人材を送り出している(写真:CQ Roll Call/ニューズコム/共同通信イメージズ)

(山中 俊之:著述家/国際公共政策博士)

今月初め、インドの南部に位置するハイデラバードで開催された、ビジネスリーダー育成に関連する国際会議に出席した。100人の出席者の8割以上はインド人で、その他の大半が東南アジアを中心とするアジアからの出席者であった。

欧州からの数少ない参加者として、ロシアの出席者も2人いた。

ロシアからの参加者は、「(ウクライナ侵攻によって)ロシア人がビザを取ることが難しくなっているが、インドとの関係は良好なのでビザの取得に問題はない」と語っていたことが印象に残る。

インドは、歴史的にロシアとの関係が良好である。ロシアのウクライナ侵攻に対しても、西側諸国とは一線を画し厳しい批判はしていない。多くの兵器をロシアから購入しているインドにとって、ロシアを丁重に扱うことは当然だ。ロシア人へのビザの発給も厳しくはしていない。

ビジネス関連であっても、国際会議の出席者の国籍には国際政治が反映される。必ずしも反ロシアではない東南アジアからの出席者が多かったことを含め、グローバルサウスのリーダーとしての立ち位置、重みを感じる機会となった。

インド中南部に位置するハイデラバードは、周辺都市圏を含めると、約930万人の人口を誇る。インドの都市では、ムンバイ、デリー、コルカタ、チェンナイ、バンガロールに次ぎ第6位の規模だ。

テランガーナ州の州都であり、言語はテルグ語である。テルグ語は、南部ドラヴィタ系の言語に属する。ハート型などを含む可愛い文字が特徴だ。

テルグ文字で書かれた”Telugu”(画像:Psiĥedelisto, Public domain, via Wikimedia Commons)

インドは州ごとに州公用語があり、文字も違うので、州を越えて移動すると看板も読めない。インドのお札には、公用語であるヒンディー語に加えて、15の州の公用語で金額が記載されている。

このように、インドでは州をまたぐと家族と話す母語は通じないため、英語で会話をする必要があるが、英語を十分に使いこなせるだけの教育を受けている層は一部に限られる。

インド人の人生を決める「英語カースト」

国際会議に出席しているビジネスリーダーはみな英語が達者である。ただ、詳しく聞いてみると、家族と話す母語は英語ではない。教育を受けて英語ができるようになった人たちなのだ。

一方、オートリクシャーと呼ばれる小型の三輪型小型タクシーに乗ると、全く違った世界が広がる。インドに渡航した人であれば、黄色の小さなオートリクシャーを覚えている人も多いことであろう。

このオートリクシャーのドライバーには英語はあまり通じない。価格交渉くらいは英語でできるが、行先を細かく英語で説明しても通じないことが多い。

失礼を承知で言うと、リクシャーのドライバーは英語が不得手である。これは、英語の教育や、英語での教育を受ける機会があまりなかったということだろう。

客を待つリクシャーの運転手(写真:Anshuman Akash/ABACA/共同通信イメージズ)

また、ホワイトカラー層でも、英語が十分にできない場合は活躍の場所が限られることが多い。

英語の教育、英語での教育を受ける機会の有無は生まれ育った環境によって大きく左右される。有力な大学、後述するインド工科大学は、受験も英語であり、授業も英語だ。英語ができないと門前払いになる。

英語力によって、行ける大学も、受けられる職業も、変わってくるのがインドという国である。

インドと言うと、ヒンドゥー教徒内部のカーストが差別として社会問題化しているが、英語力による「英語カースト」も相当深刻である。

試験の倍率はなんと100倍、インド工科大学が発展の源

ハイデラバードは、世界の成長都市として各種ランキングで上位に挙がることも多い。その最大級の要因は、インド工科大学・ハイデラバード校卒の優秀なITエンジニアの存在だ。

インド工科大学は、インド国内に20カ所以上のキャンパスを持つ国立大学。学生数は1万5000人、大学院生は1万2000人を超える。

卒業生には、グーグルCEOのスンダー・ピチャイ氏、日本でもよく知られるソフトバンクの元副社長ニケシュ・アローラ氏など錚々たるメンバーが並ぶ。

インド工科大学は国内に20カ所以上のキャンパスを持つ。写真はデリー校(NNA/共同通信イメージズ)

創設は、インド独立後間もない1951年。初代首相であるネルーの主導で設立された。授業料や寮費は低額に抑えられて、貧困層出身でも入学が可能となるように配慮されている。入学試験の倍率は100倍にもなる難関校である。

合格のための塾通いなども必要なので富裕層の比率が高いとはいえ、合格後は貧困層出身者による下剋上もあり得る。

膨大な数の自転車。インド工科大学を受験するため、予備校に通う学生たちが止めたもの(写真:AP/アフロ)

特に優秀な人材を輩出するバンガロール校

特に優秀な卒業生を輩出していると言われるのが、バンガロール校だ。バンガロールはよく知られる通り、インドのシリコンバレーと言われる。私も2回訪問しているが、インドの巨大IT企業のWiproの本社に行った際には、その本社の巨大さに驚嘆した。

ハイデラバードの経営者が「インド工科大学の存在は大きい。優秀な卒業生を採用しようとして、世界のIT企業が拠点を置く」と言っていたが、まさに正鵠を射ていると思う。

世界的に見ても成長都市と言えるIT企業が集積する大都市がけん引しているインド経済。来年は総選挙もある。その経済の好調さに裏付けられて、モディ氏は勝利する可能性は高いのではないかと見ている。

インド成長の基盤となっている英語のできる優秀なIT人材に着目しながら、インドの今後を見ていきたい。

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